今年度も無事に、租税教室の講師を務めさせていただくことができました。
コロナ禍において、教室の実施を見合わせる学校が多い中、
租税教育の重要性をご理解いただき、開催に踏み切って頂いた先生方に心より感謝申し上げます。
私にとっては2度目の授業。
税金とは何か?税金は必要なものなのか?ということを
小学生たちにできる限り興味をもって考え、理解してもらえるよう努めました。
前回は時間が足らず、最後のまとめを端折ってしまった苦い経験を踏まえ
事前のシミュレーションでは、余裕をもった時間配分を計画していましたが、
担当の小学生たちの反応が非常に素晴らしく、サクサク話題を進めることができたおかげで
逆に時間が余ってしまうという事態に。
最後は、1億円レプリカを使って、私の銀行員時代の経験を話しました。
ある小学生が、
「本当の1億円を見たことがあるか?」と質問してくれました。
税理士業をしていても、なかなか本物の現金札束を見る機会はあまりないかと思いますが、
銀行業務では、お札の勘定は日常のこと。
とは言え、さすがに1億円の塊を見ることは、そうそうない…
私はたまたま、ある支店で現金取引が必要なお客様がいらっしゃって
1億円の入ったジュラルミンケースを3つ、合計3億円の塊を目にしたことがあります。
ただし、見たところでこれが現金だという実感はなくなります…(苦笑)
ちなみに1億円の束ですが、重さは10キロ、縦に並べると1メートルです。
今日の授業を通して、
税金の意義と同時に、主権者たる納税者として、税金がルールに則て正しく使われているかを監視しなければならないということが、
小学生たちに伝わっていればいいな、と思います。
この猛暑の中、マスクをつけて聞き取れるように声を出すという辛さ…
先生方の毎日のご苦労を痛感いたしました。
改めてこの機会を設けて下さった関係者の方々に感謝いたします。